停電しても登記申請できるかな?

みなさん、こんにちは。

司法書士@五反田の荒谷健一郎です。

さて、地震以来、停電対策や危機管理能力の向上が必要とされていますが、皆さんの周りでも、停電対策されていますか?

司法書士の仕事の一つに、登記所に登記を申請する業務がありますが、もし停電になったら?を少し考えてみました。

1.事務所のパソコンからオンライン申請(電子申請)しようとして、事務所が停電になったら?

  こんなときの対策としては、蓄電池(UPS)を利用したり、前もってノートパソコンを充電しWANアダプタを利用する方法があるそうですね。

2.管轄登記所が停電していたら?

  オンライン申請の場合で、管轄法務局が停電していても、システムそのものが稼働していれば、登記申請も可能で、登記所の受付番号も発番されるそうです。

  対して、書面申請の場合は、申請自体はもちろんできるのですが、管轄法務局が停電しているので受付処理のための入力ができないため、受付番号が発番されないそうです。この場合は、受付係が申請書を受け取った時刻を記録しておき、電源が回復次第オンライン申請の受け付け状況と照合して前後関係を確定し、直前の受付番号に枝番を付してその申請の受付番号とするそうです。よって、電源が回復するまでは、申請の受付番号は確定せず、当然「受領書」も発行されないことになります。

  まあ、こんな大変な事態になりますので、各登記所は停電になっても、受付処理はできるようなバックアップ体制(非常電源設備)を構築してもらいたいですね。

  また、オンライン申請システムを稼働させているといわれている登記情報センターは、千葉県船橋市にあるそうですが、そちらが停電してしまうと、日本全体の登記システムに混乱をきたすので、さすが非常電源設備を備えてバックアップ体制を整えているとは思いますが、非常時にきちんと稼働するか常に確認の怠らないでほしいですね。

  ちなみに、私は震災後に、UPSというものを知りました。UPSも色々種類があるそうですね。ご参考までに〜 www.yutakadenki.jp/products/category_004.html

参考図書 司法書士のためのオンライン申請マニュアル(埼玉司法書士協同組合)

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