震災により住宅ローンが残っている家屋が全壊した場合でも住宅ローンの支払い義務は残るのか?
みなさん、おはようございます。
司法書士@五反田の荒谷健一郎です。
今日は、震災に関連して、住宅ローンに関する相談事例について、取り上げてみたいと思います。そして、少しでも、参考にしていただければと思います。
Q.住宅ローンが残っている家屋が全壊した場合でも住宅ローンの支払い義務は残るのか?
A.住宅ローンは金銭消費貸借契約による借入であり、建物が全壊しても、当然に住宅ローンが消滅するわけではありません。
また、住宅ローンに対する金利の減免も当然にされるわけではありません。
但し、地震保険に加入している場合は、その保険金が住宅ローンに充当されます。
また、過去の例でいくと、金融機関ごとに個別に様々な対応をしている例がありますので、
ひとまず、金融機関に率直に被害状況を報告し、相談致しましょう。
また、今後、新しい情報が提供される場合もありますので、そちらの情報にも注意しましょう。
主な金融機関の対応
住宅金融支援機構(旧・住宅金融公庫)
http://www.jhf.go.jp/topics/ct_jhtp_000000.html
三菱東京UFJ銀行
http://www.bk.mufg.jp/emg_info/test/index_popup3.html
みずほ銀行
http://www.mizuhobank.co.jp/oshirase2.html
三井住友銀行
http://www.smbc.co.jp/
りそな銀行
http://www.resona-gr.co.jp/resonabank/jishin/pdf/20110325c.pdf
参考文献
地震に伴う法律問題Q&A
株式会社商事法務
http://www.shojihomu.co.jp/0708qa/qapdf/005.pdf
Q&A災害時の法律実務ハンドブック
新日本法規出版株式会社
http://www.sn-hoki.co.jp/shop/zmsrc/qa50593/Q100.htm
東日本大震災法律相談Q&A
日弁連
http://www.nichibenren.or.jp/ja/special_theme/data/soudanQ&A.pdf